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2012年12月 3日 (月)

中嶋彰子の金沢便り

初雪が既に訪れた金沢に到着。稽古、舞台の仕込みが着々と進んでいます。

12月1日の土曜日には高岡市でプレトークが開かれました。

参加者の皆さんに「お能に詳しい方、手をあげてくださ〜い」と言ったらほら、こんなに手が上がりました!高岡市は文化人が多いんですね。

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シェーンブルクと同じ時代に生きたレハール。彼の代表作メリーウィドーから「ヴィリアの歌」の一部も聞いていただきました・・・レハールはオケ譜を書き出すのが面倒だと、この超有名なオペレッタの楽譜をシェーンベルクに書き出すよう頼んだそうです。

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マエストロ・ムースは歩く辞書とも呼ばれる音楽歴史学者で、海外の音大でも引っ張りだこです。この企画に関しての思いは熱く、会場の皆さんにもシェーンベルクの時代背景、シェーンブルクとは誰?などの説明を分かりやすくユーモラスに語りました。

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ピアニストの斉藤雅昭さんは、ウィーン音大を最優秀で卒業したエリート。彼の先生はシェーンベルクの専門家です。その彼に着いて厳しく習った技術について語ってくれました。
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そしてプレトークのパートナー、渡邊荀之助先生です。先生とシテの歌い方とオペラ歌手の技術の違いについて話し合いました。そして今回の舞台作についての感想なども話していただきました。一言一言に深みのある、優しさ、情熱を感じさせられ、私は益々先生のファンになりました。
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今日は衣装の相談や、お面をつけての稽古も行われ、現地テレビ局や新聞記者の姿も観客席に見えました。明日は舞台稽古最終日!私はちょっと興奮気味で今晩は眠れなさそうです。
先週はカーニバルカンパニーと言う音楽団体が2004年にピエロの公演をなさったと言う新たな発見がありました。早速その企画プロデューサーでいらっしゃる、しおみえりこさんとお話しました。ヨネヤマ・ママコのパントマイムとの演出をなさったそうです 。きっと素晴らしいコラボだったのだと思います。
Carnival_compay_2
ピエロ、お月様をタイトルにした表現は様々で、面白いなあと思います。
以下は1885年、Adolphe Willetteがスケッチしたカートゥーンです。5番の「ショパンのワルツ」にぴったりなイラストです!
Adolphe_willette_cartoon_of_pierrot
シェーンベルクはウィーンの国立図書館でも調べましたが、ピエロや月に関しての絵は描いていません。残念。
映画ではmoonstruckつまり「月に憑かれた」と言う映画が80年代にシェアとニコラス・ケージでヒットしました。内容もムードも正反対ですが、たまにはこんなキッチなロマンスもいいですよね。今晩はこの映画を見て気を休めようかしら・・・
Chermoonstruck
それでは皆様、長らくお付き合いいただきありがとうございました。私のお便りはこれで終わりになります。夢にまで見たこの企画がここまで来たんだという実感はまだ押さえて、あさっての初日に向けて精神統一します。
是非公演会場でお会いしましょう!
中嶋彰子

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