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2012年11月26日 (月)

中嶋彰子のウィーン(東京)便り9 

さあ、今週水曜日に照明、舞台監督、映像、演出家による最終的な会議が行われ、厳密なプランが立てられます。考えに考え抜いた字幕と映像の合体、そしてその舞台効果とソリスト2人が遊ぶ表現法は観てからのお楽しみに!

さてこれは何でしょう?そうです。映像を映し出すスクリーンの実験第一号です。今までに色々なチャレンジをしてきています・・・舞台監督の中村さん、照明の松本さん、お疲れ様〜!

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そして以下は映像クリエーターの高岡真也さん。真也さんとはウィーンと東京間でのスカイプ会議はもちろん、先週も長時間案を練り、今繊密な仕上げをなさっています。
彼から、ちらりとコメントです。
映像も衣装も当日まで御見せできませんが、以下は衣装担当のお二人です。日曜日に浅草のスタジオで合わせがありました。舞台衣装を長年お作りになっているお二人と今日初めて仕事をしたとは思えないほどの信頼感の中、私のイメージしていた物がどんどん立体化していき、感動のあまり、肌をだして何時間も居たのを忘れ、今日はちょっと風邪気味です・・・トホホ。
黒川敬子さんと戸川和枝さんです。
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東京でのスタッフミーティングの後は指揮者、ピアニストがウィーンから集まり、シテの渡邊先生、笛の松田先生などと参加が膨らみ、毎日舞台稽古、音楽稽古を重ねて行きます。コンセプトは頭に完成したので、それをどう現実化するかが私のこれからのテーマです。
さて、今日はそのコンセプトの要素になった様々な記録をヴィジュアルで御伝えします。
最初の空想はこんな空間で生まれました・・・いかにも無調な音楽が浮かんできそうな空間でしょう?
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東京と西洋の美の融合:
色々な表現がありますね。ジャポニズムが大流行したシェーンベルクの生きていた時代、クリムトもジャポニズムに憧れた画家の一人と言うのは有名ですね。ヴァン・ゴッホもそうでした。ちょっと野暮ったい感じかしら??:ー
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繊細な融合となると私はどうしてもこの方を思います:ー

セルジュ・ルタンスと資生堂

Photo

ネットでこんな事が書かれていました:ー

「私は完全主義者で美に飢えた人間なんです」

 エルテは母親の香水瓶で着せかえ人形遊びをしていたが、貧しい家庭に育ったルタンスは、それがワインコルク栓だった。コルク栓に顔を描いたり、服を着せたり。

「今でも私はコルク栓と遊んでいるのと、心は同じ。現実の世界で何が起こっているかなど、まったく関心がなかった。あるものに魅せられて見つめていると、私自身がそのものになっていた。木を見つめると木に、火を見つめると火になる。私自身であったときのほうが少ないくらいだ。女性を見つめても同じ。私が女性化するのではなく、私自身が彼女と同化してしまう。茫然自失となってしまう。病的か詩的か知らないが、こんな自分を背負って何かをするというのが大事なんだ」

パラドックスが混じり合う今回の舞台作品を演出していて、ルタンスのそんな気持ちが良く分かる様な気がします。資生堂のこだわりの美、大好きです。

ファッショナブルなジャンルで思うと、10年前、ちょうどこの企画の発想が誕生した頃、国際家庭画報が新発売となり、Moon over Japanと言うテーマで多くの事を勉強させてもらいました。当時の編集長とも長々お話を聴かせていただき、日本の文化、習慣がお月様と切っても切れない縁がある事を学びました。

家庭画報 International Edition<br />
・月愛でる国
・墨の仕事―篠田桃紅
・コンテンポラリー・アニメ
・癒しの宿
ほか

まだまだ一杯書きたい事がありますが、今日はこの辺で。
風邪を治します!!!!!!
皆さんもご自愛してくださいね。
中嶋彰子

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